レンタカーで走るアメリカ大陸2018 〜7日目

ジョシュア・ツリー国立公園 〜 ハワイアン・ガーデンズ(Hog Killers & Chopper Daves)〜 シルバー・レイク(友人宅)

ジョシュアツリー国立公園、コットンウッドの朝。
絶対日の出を見ようと思って5時に起きるも、朝日は山の向こうに昇るので周りはすでに明るい。

今日も太陽と月のコラボ。

これまで見た国内のどの絶景とも違う場所。ただ眺め続けることの単純さ。

清濁併せ呑むこの土地は静かで、じんわりと心に染み込んでくる。

残りのチャコールを全て燃やし切って湯を沸かし、コーヒーを淹れる。

名残惜しいけど荷物をまとめ、テントをしっかり乾燥させてたたむ。

ドンさんとボニーさんのキャンピングカーに寄るとちょうど2人も起きてきて、たくさん話をして、ドンさんはガッハッハ!と大きな声で笑い、ボニーさんはドンさんを”クレイジーガイ”と愛の溢れる笑顔で呼び、僕たちは別れのハグをして後ろ髪引かれる思いでその場を発った。

なんて良い時間だったろうか。

LAに向けてひたすら車を走らせる。
途中再びREIに寄って、奥様ヨガマット購入。20ドル分のサービスチケットを使う。

昼飯は2度目のIN-N-OUT。やっぱりうまい。
これを車内でかぶりついて、ポテトにケチャップをチュルチュル落とし、コーラで流し込む背徳感。アメリカ人って身体が頑丈なんだろうか。食べ続けたらきっと体壊すと思うんだが。

 

今夜はシルバーレイクの友人宅に泊めてもらう予定なのだけれど、その前に、BornFreeでお会いしたHOG KILLERSのアキさんの店に遊びに行く。
カリフォルニア州ハワイアン・ガーデンズ(といってもハワイはどこにもない。むしろ少し治安は悪いとのこと)。

路地を一本入ってアキさんのお店、HOG KILLERS着。バッキバキの背中が素敵。

エンジンのないFORD、照りつける陽射しと青い空、屋根の低い家屋、全てがリアルSo Cal。

屋号の意味は聞かなかったけど多分そのままで。つまりアウトローな方だね。SINNERSでもあるのかな。

遊びに行く旨のメールはしたんだけど読んでなかったようで、急な訪問になったにも関わらずいろんな話をしてくださった。撮影も嫌な顔ひとつせず、自由にさせてくれた。

アキさんがこれまでどういった経緯でビルダーになり、カリフォルニアで20年メシを食ってきたか興味深く伺った。アメリカのバイクシーンについてもいろいろと。

奥様は取材と撮影をして、僕はそれを邪魔しない程度に盗み撮りした(笑)。

本当はたくさん撮ったのだけど、奥様の仕事に影響するとまずいので少しだけ紹介。

 

それからアキさんはおもむろに電話を一本かけて、流暢な英語で

「今居る?ああ、じゃあちょっと顔出すよ」

と誰かと話し、チョッパーデイブいるみたいだから行こうか。と僕らに言って歩き出した。

なんとあのChopper Davesの工房も向かいにあって、紹介してくれるというのだ。あまり詳しくはない僕でもその名前くらいは知っている。ジーザス!

Daveさんもこれまた優しくて、そしてカメラ小僧(笑)でもあったので、奥様とあれこれ盛り上がって話をしてた。

それを僕はまた盗撮(笑)。

ガレージもなんだかリアルな匂いがプンプンして、ここで珠玉のカスタムバイクが作られていくのかと思うと身震いした。

 

ここではあまり書かないけど、この時の模様は次号のHOT BIKE JAPANと、CHOPPER Journalに奥様の記事と写真が載ると思うので、良かったらぜひ買って読んでみてください。

アキさんのところに戻って、だいぶ長居して(ビールも何本か空いて)、お礼を言って友人宅へ向かう。1時間くらい走ってシルバーレイクという街に。

友人のクリスさんと日本人のユキさん宅。僕は初めまして。ナイスチューミーチュー。

クリスさんはちょうど仕事に出てしまい入れ違いに。

ユキさんと料理を作って(僕は飲んでただけ)、ワインと日本酒でペロッてきたところで、夜中クリスさん帰宅。

Tattooアーティストで親日家。日本に住みたいんだって。僕は初めましてのくせにクリスさんが買ったロゼを飲み干してしまっているし、体格差でも到底勝てないしぶっ飛ばされるのではないかと怯えたが、とても優しい目で迎え入れてくれた。

いろいろ話をしてあっという間に夜中の1時。
2人とも明日は仕事なのに、僕たちに付き合ってくれて快く泊めてもくれた。ああちなみに、家は豪邸でとんでもなくシャレオツです。明日、朝食を一緒に食べたらいよいよ帰国。終わってしまうな。

シャワーを浴びてフッカフカのマットレスで就寝。快適すぎ。

 

 

 

 

1件のコメント

  1. 「珍道中」改め”Magical Mystery Tour”と勝手に命名させていただきます。
    何と透き通る青空、何と素晴らしい奥方、何と楽しげなSo Cal
    HBJは、My favorite magです。
    週末を楽しみにしています。
    犬さんが脱退するようなので、novotelさんがコラムを担当すればいいのにと妄想しています。

    • RYOさま

      コメントありがとうございます。
      珍道中で間違いないですが、良く取っていただいてありがとうございます。雑誌がなかなか売れない今、関係者の方々はご苦労されているようです。ぜひ手にとって、読んでみてくださいね(HBJの嫁コラムはかなりの文字量でしたが・・・)
      犬さんは僕もファンですので残念ですが、彼の代役はとても勤まりません。ここで好き勝手書いてるくらいが関の山です(笑)。ありがとうございます。

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