SSTR2015準備編 ~つくづく不思議に思うけど

SSTRに出るなら、オフロードバイクが良いと思った。ラリーという名を冠してるならオフ車で出たい。千里浜のなぎさドライブウェイまでの距離をざっと調べると、安房峠を越える最短のアルペンルートで460km。他の迂回ルートでは500kmを超える。距離を考えると大型の方が楽だが、楽するために参加するわけでもない。なので、セロー225かWR250Fの二択。少し迷った末、WRを選ぶ。

どちらを選んでも、一番の課題はケツ痛をいかにやり過ごすかだ。オフ車のケツ痛については語りだしたら枚挙にいとまが無いけれど、それはもう、泣き崩れるほど痛い。捨てたくなるほど痛い。

情けない話、ゲルザブという禁断の座布団を使うようになって、だいぶケツ事情は改善された。もうあれなしの生活なんて考えられない。ちなみに言うと三角木馬のWRより、セローの方がさらに攻撃力が高いと知ったときは、膝から崩れ落ちた。優しげな外見に惑わされてはいけない。あのカモシカは、肛門がどうにかなりそうだ。

マシンのことを少し書こうと思ったが、あらかたケツ話に終始していてなんとも心苦しい限りだ。

 

僕のWRはすっかりツーリングマシンとなっていて、レースはおろかゲロだのガレだの意図せずそんな場面に出くわすことは稀にあっても、喜んでそんな所を走っていた頃より僕はいくつか年を取った。だから、その筋の人から言わせれば邪道であっても、SSTRの500km余りを走りきるためになるべく快適にしたい。

ノーマル減速比F13-R52(4.000)をF14-R50(3.571)にしてしばらく乗り、さらにF14-R47(3.357)まで落とした。チェーンカット無しなので、目盛り一杯タイヤを後ろへ。試走してみたらイイ感じに牙が抜かれてる。これで高速道路も多少マシになると信じたい。IMSのビッグタンク、ETCやGARMINも装着済み。タイヤはうっかりツーリストからD907に履き替えてしまった。そのままで良かったかもしれない。セローにお古を履かせようという貧乏性がアダになった。もうめんどくさいのでそのまま行く。

ケツ問題についてはオフ車である以上、どうしようもない事もわかっている。休憩とスタンディングを織り交ぜて、うまくやり過ごすしかない。セローで日帰り460km走った時は、ケツの感覚が無くなった。SSTRはそれより長い。考えただけで震えがくる。
あれほど痛い思いをするのに、数日するとまた乗りたくなるんだから、つくづく不思議なことだなと思う。



 

カテゴリー: WR

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