WR250F ~ キャブセッティング


 

WRのボコつきが直らない。

キャブをOHして良くなったかと思っていたが、掃除しただけじゃ駄目みたいだ。
全開直前まではストレス無く吹き上がるけど、最後のひと捻りでボコボコ言う。かまわず開け続けると徐々に失速する。いつからだろう。全開なんてめったにしないから気づくのも遅い。感覚としては濃いイメージだけどわからない。人の感覚ほどあてにならないものはないのだ。仕方ない、セッティングを少し変えてみる。原因がキャブでなかったら身も蓋もないが。

WR250F(’05)には、FCR-MXというキャブが付いている。ベースは京浜FCRだけど、ロード用のものとはボディの形状から別物で、MXの名のとおり、モトクロッサーやオフロード用に派生したもの。針やジェット類は共用。タンクとシートを外してキャブを引っこ抜き、差し向かいに向かい合う。

ちなみに’06までの鉄フレームは取り外しが簡単だけど(それでも僕はあまりやりたくない)、以降のアルミフレームはスペースがなくて大変らしい。サブフレームまでカチ上げて孤軍奮闘してるのを良く目にする。あー鉄で良かった負け惜しみなんかじゃないよ。

とりあえずニードルを外してクリップ段数を見ると、一番下の7段目。え?なんで??
僕でこのWRは2オーナー目だけど、前オーナーも勝手知ったるオフ仲間であるし、購入店もはっきりしてる。前オーナーがいじったとは考えにくい。デフォルトで一番下ってことがあるだろうか。これのせい?わからない。

とにかくマニュアルを見ると(逆車なので英語DETH)「フツーは5段目くらいにしとけよブラザー」と書いてあるので、2つ上げて5段目に変更。これで蓋していったん収める。ぱんぱんと柏手打って念を込める。

 

で、試走。

よくわからない。高速乗らないから全開にできない。乗れよって話でしょうか。街中では何の不満もない。

全開付近を瞬間的に試してみたら、あんまり改善されてないみたい。加速ポンプ系はノーマル。加速ポンプを疑うと、疑念の裾野が広がっちゃうのでひとまずは除外。不満なのは3/4~全開域だけなので、メインジェットを変えてみる。

セッティングの度にキャブ外すのは面倒なので、ジェットとともに専用ドライバーも入手。十字型であちこち当たってすこぶる使いにくい。安物を買ったオレの馬鹿。それでもキャブ外すよりはマシなので活用。濃い方へ振って様子を見るべきでしょうか、そうでしょうね。でもMJ168から165へと薄い方へ変更。だって濃いと思うもの。


で、試走。

だいぶ良くなった感。高速乗らないから詳しくわからないけど。乗れよって話ですね。ボコつきが少し収まってきた(気がする)。とにかく悪くなってないってことは、濃い症状であるに違いない。まだ少し濃いような気もするが、しばらくこれで様子を見る。
神経質なキャブだな。ワイドグライドに付けたMIKUNIなんて、ポン付け後なにもしたことないんだけど。

日曜日はとても良く晴れたので、試走をかねて林道へ行ってみた(not 高速)。
たぶん、つづく。

 

カテゴリー: WR

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