ぱっとしない日常に喝

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いすみ豚が食べたくなって、ワイドグライドで千葉へ。
千葉県いすみ市大原の源氏食堂にて、二度目の豚塩焼きライス上。どこか軽く走りに行きたいなという時に、往復200kmそこそこの源氏食堂はほどよい距離。一時期のテレビ効果も少しは落ち着いてきたようで、休日の昼間だけど待たずに着席。このくらいの長閑さが、この店本来の空気感なのだろうと思う。反射的にまた豚塩焼きライスを頼んでしまった。

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10分ほどで運ばれてくる。
ミックスフライ(2ケ300円)も追加しようかと一瞬よぎるが、やめておく。
添えられたキャベツにソースをかけて、レモンを絞った豚肉をひとくち口に運ぶ。

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ぎゅっと噛みしめると、肉汁がほのかな塩気を巻き込んで口に広がる。ともすれば、塩をもうひと振りしたくなる優しい味。肉の旨味がしっかり来る。なんといっても脂身の上品さが良い。キャベツの千切り、ポテトサラダ、レモンにカラシという添え物も文句のつけどころ無し。

夢中になって食べ終え、ごちそうさまと言って店を出る。
隣の精肉部門でとんかつ用を二枚買う。

「バイクですか?」
「ええ、東京から」
「そうですか、気をつけて」

 

腹も満たされて、バイクをR465へ走らせる。
次なる目的地は七里川温泉「いろりの宿」。ここも気になっていた温泉で、ひとっ風呂浴びてから帰ろうという目論見。R465はあまり走ったことのない道だったけど、これがどうして、養老渓谷もかすめるなかなかの名道。どうせどうでもいいようなだらしない3桁国道なのだろうと思っていたのだが、油断も隙もあったもんじゃない。

しかし、養老渓谷先のトンネルで崖崩れによる通行止め。諦めずに迂回迂回を繰り返していたら、行き着く先が民家の軒先になり、やがて急勾配の林道になった。オフ車ならこれ幸いと突き進むところだが、ここは諦めてUターン。地図を見ても迂回路がない。七里川温泉はまたの機会として、ぶらぶらと帰ることにする。

次はカツカレーでも良いなと考えながら、夕日に染まる畦道を走る。

 

 

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