今も昔も持久力という点では自信がないのですが、では瞬発力ならあるのかといえば、それもだいぶ怪しいもんなのです。今回のチキチキは「トレール＆ミニ150分耐久」が大きな目玉。持久力ですな、これは。僕のような立派なおっさんになると、2時間半も持たない、なんてことはこの際どうでもいいことなのです。

午前中に従来のスプリントをやって、午後は全部耐久。
当然テンションの持ってきどころはこっちだなと思うわけで、楽しみでしかありません。

VMXの楽しさといえば速さを競うばかりじゃなくて、コスプレに浸るという側面もあるでしょう。安全性という点においては、古い装備は賛否両論あるところでしょうが、かの有名なスティーブ・マックイーンが往年のハスクやトラを裸で駆る姿などを見れば、ささやかな勇気を与えてくれるかもしれません。

もっとも、マックイーンのように上手いわけでもありませんから、身を守っておくに越したことはないのですが。
現に僕も、古いFOXのブーツを手に入れて一回で粉砕させたことがあります。佇まいが気に入って買ったのですが、勉強代ということですね。

バイクと同じ時代感のものを身につけるも、最新のものを身につけるも、もちろん本人の自由意思なのですが、最新と思って使っていた僕の装備は気づいたら10年以上を経過していました。
中途半端に古いものはどうしたら良いのでしょう。そういった意味ではチョイスとしてはちょっといただけない、なにより自分が心底楽しめることが絶対的テーゼなわけですから、ならばもう、また勉強代を払う心持ちで買ったのがこれでした。

BELL MOTO 4（SCOTTクイックストラップ付）

BELL MOTOといえば、不動の人気は3の方かもしれません。
オフ車に限らずハーレー乗りやストリート系のご同輩に人気のヘルメットです。ですがそこはあえてのMOTO4。

良いですね。それなりにヤレてもいますがそこも含めて、そこはかとない野暮ったさがたまりません。おそらく’80年代初頭のヘルメットですから、DT125との相性もばっちりなわけです。古いヘルメットを買うなんてナンセンスだという意見もわかります。痛いほどわかります。返す言葉もありません。

いきおいついでにホーリーエクイップのStinger MXパンツも買ってしまいました。
これが実に軽くて良い感じ。これはヴィンテージ風に造ってありますが新品ですから、当然履き心地も良いのです。

 

いつの間にか買い物自慢のような与太話になってしまいましたが、本番前にこれらを着て一度練習に行くつもりなのです。