仕事をしようよ仕事をさ

snf

午前8時50分、ネット予約するために新日本海フェリーのサイトを開く。
予約が可能となる二ヶ月前の同日9時、戦いの火蓋は切って落とされる。
iPhoneを握る手に力がこもる。鼻息荒く画面を凝視する。

この日は月曜日の朝で、しがない中間管理職である僕は、先週の報告や事務処理に追われるのが常だ。しかし、それらの仕事は前もって片付けて、予約開始の9時を待った。

プルルル、プルルル・・・

内線表示には部長の文字。無視するわけにもいかず(当たり前だ)、二言三言言葉を交わす。
時計を見ると9時を1分過ぎている。しまったあああー!
慌ててアクセスしたがすでに×印。ま、負けた。1分で満室か。新日本海フェリーの新潟~小樽航路は、いつも熾烈な争奪戦である。

仕方なく客室のグレードをひとつ上げて予約。2,200円ほど高くなるのだが、これなら何故かすんなり取れる。順を追ってすぐに埋まりそうなものなのだが、(下から)二番目グレードはいつも余裕がある不思議。むしろ、更に上のグレードになるとまた取れない不思議。

帰路の予約も同様の戦いが予想できる(往復同時予約はできない)。
同じように月曜日の朝なのである。
部長、頼みます。しばらく放っておいてください。

 

 

 

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