まだ本気出してないだけ? 〜DT125

DTの本調子というものがわかってない。

どこかしら不調である気もするし、もともとこの程度のオートバイなのかも、という気もする。走り出してしまえば125ccなりのパワーは過不足なくあるのだが、いまいちアイドリングが安定しない。とにかく歯切れが悪いのである。回転の落ちが悪いのよね。

コースに持っていってもそれなりに走ってしまうので、たまに首傾げながらもそのまま遊んでいる。何度かキャブをバラしたけど大きな変化なし。
うーん、DTよ、君は今どういう状態?そもそも40年前のバイクにそんなにシビアになっちゃダメなのかしら。

なんかスッキリしないのでアレコレ試す。
これが本調子でないとして、そもそも原因はなにか。見立てではキャブのせいじゃないかと思う。あまり根拠はないけど(ワイヤーやスロットルバルブの張り付きではなさそう)。

そこで、以前買ったMIKUNI VM26を引っ張り出す。分離給油のオイル吸入口がなくて付けられなかった。これを加工して付けてみる。

ステンレスドリルで揉んで貫通。

均してからニップルを差し込んでみる。ぴったり。

固定はJ-Bウェルドでがっちり硬化させる。

ここからエア吸ったら元も子もないしね。

旧キャブからジェット類など移植して本体セット。

オイルちゃんと供給されるかしらね。焼きついたら泣いちゃうな。

 

はい、エンジンかける。キック、キック。

「ブモモモーーン!ブモォモォォーーン!」

うーん・・・なんか、変わってないね。キャブじゃないのかなあ。
ちょっとこの感じ、二次エア吸ってる?

 

インシュレーターにパーツクリーナーかける。変化なし。
シリンダーにもぶっかける。とたんに回転が上がる。ファ??

急激に冷えたからかしら。よくわからんけど下がりはしない。あらためて至るところにぶっかける。特にインシュレーター接合部は入念にチェック。うーん、吸ってなさそう。知らんけど。

あんまりやりたくないけど液ガス塗るか。
またキャブ外して、インシュレーターも取る。

リードバルブとガスケットも丁寧に抜き取る。

ガスケットは再利用(ダメゼッタイ)。

外したついでに各部のチェック。リードバルブのクリアランスを測る。
ストッパーの高さ、9.0±0.2mm。まあオッケーか。
シートとバルブの隙間、0.3mm以内。0.3mmなんてわからん。目視でだいたいオッケー。

インシュレーターも見た限り、傷みもないし大丈夫そう。

念のため新品に変えようかと部番調べたら、まだパーツが出ることにも驚いたけど、ゴムのジョイントが8,297円もするという事実に膝から崩れ落ちた。高すぎるよヤマハさん。これが原因なら買うけど。

全て綺麗に清掃したら、ガスケットとインシュレーターの接合部に液体ガスケット塗ってもとどおり取り付ける。

一日置いてからエンジンスタート!

「ブモモモーーン!ブモォモォォーーン!」

 

 

なーんも変わらん。

 

DTよ、まさかと思うが、今完調ですか?

 

 

 

 

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