夏休み2020 〜群馬キャンプツーリング編

14時50分新大坂発ののぞみに乗り、Amazonプライムで濱田岳くんの「日本をゆっくり走ってみたよ 〜あの娘のために日本一周〜」を観ながらひとり東京へ戻ったのでした。

だからというわけでもないのですが、翌日、僕もセローに荷物を積んで出かけたのです。夏が終わる前にもうひと騒ぎしたいよねと。渓流釣りのシーズンはもう終盤でもありますが、川が近くて釣りもできるキャンプ場はなかったか。そこで思い出したのが、群馬県上野村にある野栗キャンプ場でした。利根川水系の第2次支流である神流川。その川沿いに野栗キャンプ場はあるのです。

ENDURISTANのトルネードバッグと、ORTLIEBのサドルバッグをセローに合わせてみたらとても収まりが良い。マフラーにバッグの端が当たるんじゃないかと心配したけれど、うまい具合にヒートガードが役目を果たしてくれました。ハーレーと遜色ないくらい積めるセローはやはり使えるヤツなのです。

9時近くなって拙宅を出発し、練馬から関越に乗って花園ICを目指します。

そこからは下道で、まだまだ残暑の厳しい街を離れ、少しでも涼を求めて山へと向かったのでありました。

R299を山へ。空はどんより曇り空。

いくらか気温は下がってきた気もします。

今にも泣き出しそうだと思っていたら、

ついにぱらぱら降ってきました。

もちろんカッパは持っていたのですが、着るのは面倒なのでやり過ごしたい。

集会場の軒先を借りて雨宿り。

まあ、こんな時間も悪くないものです。

雨雲レーダーを見ると、15分後には雲が抜けることがわかったのでのんびり待つ。

やんだかしら?やんだよね?

意気揚々と出発したもののその後も少し降られ、結局濡れる。

自動乾燥モードが発動された頃にキャンプ場着。

キャンプ場手前の「野栗食品」で受付します。バイクはテント一張り500円。タープも張るならもう500円。近隣に商店はあまりないのですが、ここでも結構揃います。

サイトは上中下段の三段構造。それほど広くはありませんが、ソロのひとが多かったりコンパクトに楽しむには丁度いい規模感。下段の川沿いエリアに張ります。

両隣はこんな感じ。お邪魔します。

プチサイト情報。

まず特筆すべきは地面の硬さ。ペグが全く入っていきません。強靭な鉄ペグとハンマーが必須でしょう。ちなみに僕の木槌は割れました。さすがにソリッドステークが曲がることはありませんが、ハンマーが貧弱だと入っていかない。

それからここは直火オッケーなので早速カマドを作ります。前情報として知っていたので焚き火台は持参せず。

あとは薪(というか建築角材?)が1回100円でごそっと持ってこれます。トタン屋根のある置き場にありますが、雨が降ったせいか焚付に少し苦労した。

よし、準備できたので買い出しと飯食いに行こ。

この辺の名物は「猪豚」。
文字通りイノシシと豚の混合です。あまり食べた記憶がないなと思って、猪豚丼を食べられるという「道の駅うえの」に向かうも、タッチの差で営業終了。

がーん。15分間に合わず。

土産エリアをうろうろ。

猪豚カレー

猪豚もつ煮込み・・・

これか!米持参してたのでもつ丼をチョイス。夜飯はこれじゃー。600円の高級品。

とりあえず今腹減ってるのでたこ焼き入れる。うめ。

腹も落ち着いたので河川パトロールへ。初めての川は様子が全くわからないので。

ふむ。

ここから上流はキャッチ&リリース区間の模様。

リリースしたくてもキャッチできない男が来ましたよと。

長閑でいいとこだなー。

下見終了。

汗だくなのでひとっ風呂浴びに。

浜平温泉・しおじの湯

風呂は貸し切り状態で悠々。

サイトに戻ってカマドに着火。

やっと火が落ち着いて。さあ、宴会ぞな!

素朴な地元豆腐で冷奴。

ああ、これうまいやーつ。

猪豚のモツってどんだけワイルドなんだと思ったけど、臭みなんか一切無くて柔らかくて美味。ピリ辛の味付けもビールのアテにちょうど良く。

あとはまったり酒呑んで就寝。

おはようございます。

寝起きに散歩。

サイトの奥まで行くと、滝があります。

龍神の滝。ここが別名「龍神の滝キャンプ場」と呼ばれる所以なのであります。

川沿いにサイト。良いキャンプ場でした。

肝心の珈琲豆を忘れてきて。

昨夜余ったご飯で作ったおにぎり食べて、撤収開始。

いた痕跡を無くす。

晴れたぜ。

8時出発。

あとは少し釣りしながら、適当に帰る感じに。
もう一泊もできたけど、平日にしては人が多かったので今日はさらに混むなと。釣り人の姿はほとんどが鮎師で、里川に長い竿を優雅に伸ばしていたのでありました。聞けば今年は全然釣れないとのこと。去年の台風の影響もあって、魚の付き場も変わってしまったらしい。

さて、言い訳はこのくらい書いておけばいいかな。

川の駅上野」に寄って日釣り券を買う。ここでは24時間自販機で買えるので便利。2,000円也。

さっそく下りやすい場所に着けてみたけど。

せっかくなのでもう少し上流へ行ってみる。

だんだん林道になってきて。

道がない。

下を覗くと川が。この崖を下りてやってみるかと思うも、こんなとこで怪我でもしたら目も当てられないね。一度怪我してからは慎重になってる。

歩いてさらに進むと大堰堤。

林道を歩く。

だいぶ山岳渓流っぽくなってきたけど水量が少ない。ちょっと険しいねえ。無理は禁物。

バイクに乗ってさらに移動。

昨日しおじの湯に行く時、ちょっと良さそうな場所を見つけてたので行ってみる。

10kmくらい先だけど。

着いた!あっちー。

素晴らしい渓相。ここでやろう。

いざ、第一投。

良いポイントは無数にあるのに、僕の毛鉤は水面をふわふわと揺蕩うだけなのでありました。

オレにキャッチ&リリース不要説!

いつものように「あー気持ちがいいなー」と空を眺めて

パンを食べだしたらそろそろ納竿の時。

さて、帰ろうかセローよ。

しかし、アタリのひとつも無いとはね。

帰りはのんびり下道で、と思って走り出したけど、あまりの暑さに意識を失いかける。電光掲示板を見ると37℃の表示。こ、これは危険すぎる。行きと同様花園ICから関越に乗って休み休み帰宅。高速でも意識飛びかけましたな。

こうして僕の夏休みは終了。神流川、もう一度リベンジしたい川である。

 

 

 

 

 

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