長野県南佐久郡川上村はちょっとだけ涼しい

ラクスルで初めてチラシを1,000部頼んでみたんだけど、予想よりかなりシアンが強く上がってきた。食べ物の写真だったので暖色系に振れた方がまだ良かったんだけど。
20年以上製版会社で1%の色差を調整してきた身としては「おいおい、これはないだろう」と赤字を入れたくもなるけれど、1,000部も刷って三千何がししか払わないということはそういう事だと納得する。ひょんなことからいろいろ思い出して、なんかねえ、人の一生というものをしみじみと考えてしまうのです。

長雨のあとに猛暑日が戻ってきて、8月も終わりだというのに連日の30℃越え。ほんとに難儀な時代ですよ。
少し涼みたいなと思ってバイクに乗る。緊急事態宣言の最中なので、極力誰にも会わず、極力寄り道もせず、ただひたすら走ろうと決めて甲州街道を行く。10時を過ぎた平日の国道は渋滞。気温もうなぎ上りで意識が飛びかける。たまらず調布ICから中央高速に乗る。

 

でも暑い。

100km/hで走っていても、絡みつく熱気とマスクの息苦しさで呼吸が苦しい。これは気をつけないと本当に熱中症になってしまうな。石川PAで早々に給水タイム。食欲もあまりわかず、冷房の効いた室内でポカリ飲んでクールダウン。ひたすら走る宣言はやめてマメに休憩を挟むことに。

釈迦堂PAでも休憩。

お隣には4速スポーツスター。渋い。1100ccかしら。ちょうどうちのと同じ年代よね。

須玉ICで高速を降りて、清里ライン(国道141号)を北上する。日本一標高の高い駅、野辺山のあたりまで行けばいくらかは涼しくなるはず。

清里が近づくとちらほらと飲食店も現れる。少し食欲も出てきて、国道沿いに目をこらす。小さなイタリア国旗が揺れていたのを見逃さずUターン。

看板に誘われて、なんか気になるぞとガレた急勾配の脇道を駆け上がる。

国道から一本入っただけとは思えない森。

木々に囲まれたイタリアン発見。

Ke Piatto(ケピアット)

パスタランチ「桃とトマトの冷製パスタ」
これじゃー!

バイクをどこに停めるかウロウロする。現在の時刻14:00、ラストオーダー14:00。ギリか。お店の女性が近づいてくる。

「まだ大丈夫ですか?」
「す、すみません。今40分くらいお待ちいただいてて」
「あー、そうですかあ。残念(本当に)。じゃまた来ますね」
「すみません」

 

去る。

 

桃のパスタ食べたかったなあ、と走ると目の端にNAPOLI PIZZAの文字。

いい加減食べ飽きてもいるが、反射的にUターン。見過ごすわけにはいかない性よ。

すっかり腹も減りました。

期待しちゃう。

ん?

がびーん。

 

さ、去る。

 

よし、走ろう!ちょっとだけ涼しくなってきたし。電光掲示板では28℃。

思い出のある川上村へ。

相変わらずだな、ここは。

この川も思い出深い場所なのです。

といってもエロチックな思い出があるわけではない。

バイクを停めて少し散歩。

空を眺めながらやんごとなき日常のアレコレに思いを巡らせる。ような気になる。

空でけーなー。

また走って。

腹が減ってたことも忘れ。

峠もクネクネして帰路に向かう。

結局当初の予定どおり、あまり人にも会わず、手近なファミレスで距離を取りながら食事して帰宅。一見変わらないような暑さでも、季節の移ろいを感じて安堵する。

 

 

 

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