ピザロースターとはるゆたか

さて。北海道にツーリングに行ったりビンテージモトクロスに出たりして、ピザ作りは少しお休みしてたけど、熱が冷めたわけじゃない。アクセルを開けながらも、ピザ生地のこね方をイメージしてたよ。というのは嘘だけど。

熱といえば、いよいよピザロースターを買ったんだ。これまで使ってた魚焼きグリルの焼成にちょっと限界を感じてて、どんなに生地をうまく捏ねたって、これじゃあ仕上がりがあまり変わらないじゃないかって壁にぶち当たってたんだな。それで、いくつかあるロースターの中から僕が選んだのは、フカイ工業の「FPM-160」というモデル。

あくまで家庭用の電気機器だから、プロの石窯や薪釜にはもちろん及ばないけど、だからといって行動もしないで諦めてちゃ何も変わらないだろう?これは400℃まで上がるので選んだ。これにFPM-220の回転機能がつけば言うことないんだが、世の中思い通りにいくことなんて、むしろ少ないからね。今の僕にとっては、価格面においてもベストチョイスだと思ってるよ。

それから、今まで使ってきた粉はカプート社の00番小麦なんだけど、国産小麦が気にならなかったわけでは決してない。国産小麦はおしなべてグルテン量が少なく、もっちりした生地作りには向かないかもしれないけど、北海道産の「はるゆたか100%」は一度試してみたい粉だった。それに、日本人だしできることなら単純に日本の材料を使いたい。それで、3kgを今回買ってみた。

いつも悩むのがチーズである。これはどれが良いのかまだ定まらない。チーズって、意外にコストもかかるし健康面も気になる食材である。好きではあるが、種類も多いし詳しくない。ドイツのステッペンチーズを試してみようと探していて、評判も良く値段もそこそこだったマリボーのステッペンシュレッド(セルロース不使用)1kgを買ってみた。

それらの新しい道具と材料を使って、早速作る。

はるゆたか 200g
水 120cc
塩 4g
イースト 1g

手捏ねきっちり30分
ぬれ布巾かぶせて2時間発酵後、二等分して5時間二次発酵。膨らみ良ーし。
ロースターは高温で10分プレヒートしたのち投入。焼きは加減見ながら3〜4分。5分も焼くと焼きすぎ。

定番マルゲリータ、美味いやんけ〜。

テリヤキチキンとエリンギのピッツァ。うん、悪くない。

テリヤキの方は少し焼き過ぎたけど、どっちもなかなか美味い。奥様の評価も今までで最高得点。ロースター、良い仕事します。これでダルメシアンスポットまでつけば言うことないんだが。
はるゆたかはカプートよりさっぱりというか、クセのないシンプルな粉のうま味。捏ね感は少々固い。もっちりは控えめだけど、奥様はこちらの方が好みだそう。

どうだい?熱が冷めたわけじゃないだろう。鉄は熱いうちに打て、窯は熱いうちに焼け、ピザは熱いうちに食え。そう、僕は熱いピッツァを焼きたいんだ。遊びもひと段落ついて、また腰据えてピザ作りに打ち込むつもりだよ。

 

 

 

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