1年2ヶ月ぶりのピッツァ作り再開

なつかしい痛みだわ ずっと前に忘れていた でもあなたをこねた時 時間だけ後戻りしたの

左手の甲を骨折してからすっかり立ち止まってしまったスイートメモリーズ。だって痛くてこねられないもん。そのまま本職の方が忙しくなってきて、さらに部署移動した先が楽しくなってきちゃって、ピッツァとの距離は広がるばかり。
たたでさえ不特定少数(笑)の訪問しかなかったこの場所に、今さら誰も興味ないと思うけど良いんです。自分の備忘録のために。

ふと思った。「またピッツァ作ろ」
あの頃ほど没頭できないかもしれないけど、楽しんで作ればいいじゃない。
金曜日に天然酵母を仕込んで24時間発酵し、冷蔵庫で数時間寝かせる。酵母の発酵する、少し酸のある懐かしい匂い。ああ、酵母が生きてる。日曜日の午前中に生地をこねて、番重でじっくり発酵させる。レシピをすっかり忘れているので過去メモを見ながら。以下の通り。

・カプートサッコロッソ 220g(2枚分)
・水 130cc
・塩 3g
・ホシノ天然酵母生種 17g

ナポリピッツァの基本に立ち返り4種類の材料のみで。
手ごね30分、ぎゅっぎゅと力を込めてこねる。拳が痛くなる。あらためて大変な作業だなと思う。今日は気温も上がってるし発酵も進みそうだな、とか思いながらひたすらこね続ける。

濡れ布巾をかぶせて1時間生地を休ませてから、ふたつに分けて丸める。生地は女性の肌に触れるように優しくだった。粉をふった番重において7〜8時間発酵。気温、時間、分量、いずれも少し変わっただけで結果に影響する。

トッピングの材料も全て買い直す。以前はこだわり抜いて選んでいたが、ちょっと気を緩めて市販の「ピザソース」なるものを買ってみる。チーズも近所のスーパーに普通にあるモッツァレラと、シュレッドチーズ、パルメザン。チキンと葱のピッツァを作ろうと思って、出来合いのスモークチキンを買う。リハビリだしね、手を抜く寛容さも必要。

夜帰宅して番重を開けるととても良い膨らみ加減。頃合いだ、思わず嬉しくなる。
洗濯したり風呂に入ったりしてたら時間が経ってしまい、生地が少しダレる。ようやく材料をセッティングして、打ち台を出し、ピザロースター「FPM-160」のスイッチを入れプレヒートする。

スケッパーで生地を出すと、かなり柔らかくて変形してしまう。うーん、ダレる以前にレシピを見直す必要あるかも。水か、酵母量を少し減らしてみるか。市販のピザソースを塗ってモッツァレラをちぎり、バジルを乗せて焼き器へ。

マルゲリータ。

ああうん、美味しいな。家で食べるなら充分美味しい。
でもなあ、もっと美味いピッツァ知ってるからなあ。市販のピザソースはやっぱり味が濃くて、不味くないけどコレジャナイ感。次回はサンマルツァーノのトマトソース使おう。

スモークチキンと下仁田ねぎ。

こっちの生地はさらに柔らかく、サイズもちょっと大きいな。220gだとスモールで3枚取ってもいいかも。もうホントに柔らかくて簡単に伸びる。気をつけないと破れてしまう。味は悪くなんだけど、これではちょっとまずい。一切れ頬張る。うんうん、悪くないけどまだまだだなあ。市販のチキンの相性もイマイチか。
この辺りが家電調理器の限界なのかもしれないけど、また作ろう。うまいピッツァ目指して。

 

<次回レシピ>

・サッコロッソ 160g、はるゆたか 40g 計200g(2枚分)
・水 110cc
・塩 3g
・天然酵母 14g(もしくはビール酵母試す)

 

 

 

4件のコメント

    1. nmindさん

      どもです。コメントありがとうございます。
      キャンプでピザ、昔誰かが作ってくれたことはあるんですが、僕は未経験ですね。一度やってみましょうか。えー!こんなキャンプ用グリルがあるんですね。しかも安い。ちょっと、面白そうですね。生地をどう持ってくか・・・ぶつぶつ。

  1. 更新がなくなったので、何かあったのかと思ってましたが骨折ですか。大変でしたね。
    当然ピザ捏ねるどころじゃないですよね(笑)

    それと写真のピザを拝見しましたが、美味しそうですね。
    ねぎの入ったピザは珍しいので食べてみたいです。

    自分は最近ホームベーカリーで生地を作っています。疲労もたまらないし粉が散らないので後片付けが楽で横着してます。
    毎回手捏ねだと面倒になってピザ作りから遠ざかってしまいそうなので、
    骨折前までストイックにこね続けられたnovotelさんはすごいです!
    食べる人にも手作りの美味しさが伝わってると思います。

    私事ですが、去年roccboxを買いました。
    庭で使って焼いているのですが、本物の石窯を作るよりもずっと安いし気楽だし良い買い物をしたと思っています。
    カセットボンベを使っているので、煙があまり出ず、ご近所を気にせずにすむのと、コンパクトだから短時間で400度までいくので気軽にピザ焼くか、って気持ちになれます。
    家族の話では仕上がりも石窯のナポリピッツァの店で食べたものと殆ど同じだそうです。自分としても求めていたものが出来たと思います。
    トッピングなどの質ではまだまだお店にはかないませんが。

    とにかくコツがいらないので、アクティビティとして家族にトッピングから焼くまでをやって貰ったら臨場感があってピザ職人の気分を味わえたと大好評でした。
    友人を招いて自分で焼いて貰っても楽しめそうです。

    家電調理器に限界を感じていらっしゃるなら、roccboxを輸入するのも一つの選択肢としてありだと思います。youtubeに動画がいっぱいあるので、興味があれば見てみて下さい。

    1. やまもんさま

      稀有なピッツァ仲間(作る方)のコメント、嬉しいです。ありがとうございます。
      おおおお。roccboxいきましたか。ステージ上げましたか。すごいなあ!この手のやつって他にも似たようなのありますけど、roccboxは別物っぽいですよねえ。お値段からして。そんなに変わるんですね、やっぱ窯かよ〜(笑)

      今回のGW、バイクで旅してまして。瀬戸内の牛窓という小さな街にある、マンチズピッツェリアという店にずっと行きたくて、今回行って食べてきました。地元の材料にすごくこだわった店でしてね、美味しかったですよ。すごくびっくりする出来事も。
      この辺のことも姉妹サイトの方にそのうち書くので、よければご笑納ください。宣伝でした(笑)

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