あれをこするとき ~サイドナンバー対策

面倒でほったらかしていたサイドナンバー問題。
目を背けていても、親切な小人が移設してくれるわけではない。4月には車検に出すのだ。いいかげん向き合わなければならん。
どんなテールランプが良いかと考えてはみたが、すでに心は決まっていた。僕は、昔からスパルトテールが好きだ。いつかつけたいと思っていた。それが今だ。今でしょ。似合うか似合わないか、考えだしたら決心が鈍る。エモーショナルだ。とりあえずひとつ買ってみようと探し始めた。

ひとくちにスパルトテールと言っても様々。
今や商品名のように呼ばれるあのライトであるが、SPARTOとはそもそもイギリスで、電装パーツなどを作っていた会社の名前。当時のオリジナル品ともなれば、あごが外れるくらい値も張る。リプレイス品もいろいろあって、マンクスマン・ガレージの「BABY SPALTO」などは、ずっと見ていても飽きない美しさだ。でも、僕のツインカムには手に余る気がした。

Inuchoppersさんの自作スパルトもため息が出る格好良さだが(そのスピリッツも含めて)、自分で鋳造する技術も甲斐性も僕にはない。

それで、アルミボディで値ごろな品を見つけ購入した。目からマンホールの蓋がおちるほど安かった。

安かろう悪かろうで精度は低い。わかってて買ったのであまり文句は言えない。
仕方なくヤスリを手に、コスコスと水研ぎした。ナンバー灯にあたるスリットも酷いもので、なるべく綺麗に整えた。

アルミ地肌の何とも言えないぬめっとした質感が現れる。それを見た奥さんが「なんだかエロい」と言ったのも言い得て妙。最後にMOTHERSでポリッシュしたら、少し綺麗になりすぎてしまった。まあ、使っているうちにくすむだろう。​

フェンダーに乗せてみる。
スパルトは、フラットフェンダーやシングルシートにこそよく似合う。位置も比較的上面の、少々上目使いになるくらいがセクシーで良い。スパルトも女性も一緒だ。我々は上目使いにとかく弱い。

コブラシートの端ぎりぎりに置いてみるが、少し低い。そして少しでかい。
いわば蔑みの目線、喧嘩上等スパルトだ。野暮ったいと言えなくもないが、ダサかっこいいという便利な言葉に置き換えて突き進むことにする。レンズが出過ぎてる感。これはもう少し薄いもの(そんなものがあれば)に換えよう。

フェンダー外して穴開ける。
さあ、もう後戻りはできないぜ。

 

カテゴリー: WG

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