おはようございます。3日目の朝、6時起床。薄曇り。
反対どなりのファミリーは、NORDISK アスガルドの高級幕。
宴のあと。
「怒られちゃいましたね、てへへ」と鼠先輩。
天気予報によれば今日から2〜3日は下り坂。雨雲レーダーを見ると、午後3時半からは関西全域が雲で覆われる。先輩はここで連泊して天気の回復を待つ。僕は撤収して大阪へ。残った薪をお渡しし、のろのろと荷物をまとめ始める。先輩は伊勢神宮にお参りに行くというのでお見送り。
「こんな風に話をしたのは初めてでした。楽しかったです」
「こちらこそ。良い旅を」
がっちりと握手して爆音のソフテイルスリムを送り出す。またいつか、どこかで。
テントをたたんでパッキングしていると爆音が戻ってくる。
「カッパ忘れたー」
「ああ(笑)、必要ですね」
「では、また」
「また。お気をつけて」
8時40分、パッキングを終えて僕も走り出す。
ダムの下にある不思議なキャンプ場。でも快適でした。
ここはまだ、紀伊半島の中腹である。和歌山県にも入っていない。どうするか迷う。
とりあえず道の駅「吉野路上北山」に寄って朝メシ。コーヒーと蒸しパンと豆大福。それしか無かった。蒸しパンを頬張りながらルート検討。
せっかくなら海岸線に出て南下し、串本に寄って時計回りに大阪を目指そうか。
いや待て、3時半には降り出してくる。半島を回ってたら雨に打たれることは間違いない。仕方ない、和歌山は不完全燃焼だけど切り上げよう。まあ以前回ってるし次の機会に。
今日は移動日と割り切って大阪に直行する。奥様の実家に泊めてもらって雨をやり過ごす中休みに。
▽
昼過ぎには大阪入り。ちょっと早かったなあ。
ふと目の端に不思議な建造物が飛び込んでくる。なんだろう、あれ。東京タワーほどにも見える白い巨塔が遠くからでもよくわかる。周りに高い建物がないこともあって、一種異様な存在感。ぐにゃぐにゃした白い塔で有機体っぽい。
ガウディ?ジブリ?エヴァ?いやいや、なんだ??
もう見に行かないと気が済まなくなって、白い巨塔を目指す。目標はでかいから迷うことはない。
ナニコレー。
足元まではたどり着けなかったけど、近くまで行って写真を撮る。見れば見るほど不思議な塔だ。窓があるから中に入れるんだろうな。ちょっと胸がざわざわする。結局、なんの建物かわからないままその場を後にする。あとで奥様に聞いてみよう ※。
あらためて実家に向かって走る。
途中ラーメン屋を見つけて突入。「らーめん砦」。貝白湯スープ。海老とか入ってて高級。久しぶりに1,000円超えるラーメン食べてみたり。複雑なお味。うまい。
15時到着。お義母さんの店にバイク突っ込んだらシトシト雨が降ってきた。予想通り。
夜はお義母さんと3人でスキヤキ食ってテレビ見る。文明だー。
奥様の撮影スタジオ(atma studio)に寄ってフライヤーのデザインして、穏やかな日常を過ごす。布団で快適な睡眠。ありがたやありがたや。明日もたぶん雨なので、もう1日実家に世話になる予定。
※ 奥様に写真見せるも「知らない」と。
あとで調べたら正式名称「超宗派万国戦争犠牲者慰霊大平和祈念塔」(通称 PL塔)というPL教団の祈念塔だった。PLが ”パーフェクトリバティー” の頭文字だというのも初めて知った。
下北山スポーツ公園キャンプ場(奈良県吉野郡)〜大阪市住之江区 走行距離:146km