DTのヘッドライトの中には、おびただしい質量の配線が所狭しと収められていて、たいした規則性もなく、外す際に書いたしかしすでに消えかけたマーキングを頼りに、およそ考え付く組み合わせをああでもないこうでもないとつなぎ合わせる神経衰弱のような苦行を経て、4時間かけて全ての保安部品を戻す午前5時。もう朝じゃんくっそー。大変に地味な作業でありました。

クラッチをオーバーホールしたDTのテストランをするためです。
エンジンかけてクラッチミート。早め早めのシフトアップ。幹線道路に出て4、5、6速と入れる。うーん元気いっぱい。これでまたチキチキ走れるな。変なバックミラーが付いてるけど手持ちがこれしかなくて。7月にまた外すから良いか。そのまま天気もいいのでおピンク行脚。

DTはピンクナンバーの原付二種。僕は原付二種という中途半端な種族が結構好きで、だけどあの軽さであのスピードが出るんだからかなりアブナイ乗り物だなと思う。

6速でパワーバンドに入れると、フロント周り、特にハンドリングのプアさがよく分かる。なんとも心許ない。もともとこの程度のものなのか。気が向いたら一度バラしてみようか。バリ山のタイヤがもったいなかったけど、50kmくらい走ってとんかつ食って帰った。