DUCATI Scrambler 〜ランドオブジョイ@ふもとっぱら

歳のせいか寒の戻りが骨身に染みた3月。そして4月、春本番。

カケガエノナイ40代の日々は光の速さでとおり過ぎ、気がつけばもうすぐ7年が経とうとしている。来月よわい47。自他共に認めるどっからどう見ても掛け値なしにアラフィフである。奇をてらうことなくおっさんである。

身体の自由がきくうちに「いろんなバイクに乗りたい」という心の声に耳を傾ける。さりとてそうそういろんなバイクは買えない。なので試乗会に行った。DUCATIのニュースクランブラー試乗イベント、「The Land of Joy @ふもとっぱら」へ。

ドゥカティには一度乗ってみたかったし、奥様がイベントのオフィシャルフォトグラファーをやるというし、会場は「ふもとっぱらキャンプ場」と近いしで、ツーリングがてらワイドグライドで向かう。前日から前乗りしてる奥様から、忘れ物を届けて欲しいというミッションが追加されかなり早起きして中央道へ。

早朝の高速はとても寒かった。春なのに 涙がこぼれます(@柏原芳恵)。9時頃会場に着いて奥様に手渡し、無事任務完了。あとは楽しむだけである。

スクランブラーはおろかドゥカティについても正直なところあまり詳しくはないのだが、そのコンパクトで洒落たイタリアンデザインと、ドゥカといえばの空冷Lツインは気になる存在ではあった。中でも、デザートスレッドはちょっと異端児的なモデルで、今日の試乗したい度ナンバーワン。展示されたニューモデルたちをざっくりと見ていく。

これがデザートスレッド。へんちくりん(笑)なのが良い。

良いね。写真で見るより生が良い。

奥様にDUCATI Japanのお偉い方々を紹介してもらい、直々に車両説明を受ける。

「前側のヘッド、わりとむき出しですけどガードとか無くて大丈夫ですか?」といらぬ心配をぶつけてみる。
「そうですね。あくまで ”デザート” なんで、砂漠 (desert)なんですね」
「ああそうか、想定はサンドなんだ」
「まあもっとソッチ寄りならムルティになりますけど。舗装路とちょっとした悪路もいけるって感じでしょうかね」

五条さんありがとうございました。社長のマッツさんはとてもお若い。そして皆さん単純にバイクが好きって感じが伝わってきて、ああ良いメーカーなんだなと思った。

400cc〜1100ccまで、いろんなコンセプトのスクランブラーがずらり。見てるだけで楽しい。

天気もサイコー!

いよいよ試乗受付開始。

試乗は公道に出て、先導車について富士の裾野を7〜8分ほど巡るコース。先導車のおひとりは二輪ジャーナリストでレーサーでもある伊丹パイセン!お願いしまっす!久々にお話しできて楽しかった。

 

まず午前中は、宣言通り前出のデザートスレッド(800cc)に乗る。
車両にまたがってハンドルに手をかけると、幾分幅が広い。クラッチを繋いで走り出す。公道に出て2速、3速と加速する。

外見の押し出しの強さに反して出力はいたって真面目。ややもすれば少々物足りなさもあるけど非力ってほどではない。というか排気量的にはこんなもんなのかな?勝手にじゃじゃ馬感を期待してたので少し拍子抜け。サンドなら開け開けでいきたい、ならばもうちょいパワー感欲しい。実際にサンドなんて走ってないからわからないけど。

良い点はやっぱり、トレンド全部入れましたみたいなお洒落なスタイル。スクランブラーシリーズには「デザート」から「スポーツ」から「カフェレーサー」までいろいろあって、もはやスクランブラーって何を指すのか良くわからんけど、”DUCATI Scrambler” はこれでひとつのジャンルを確立している。

あと気になったのは排気音がねえ、あんま好きじゃないタイプですよこれ。純正でテルミのサイレンサーが付いてるんだけど、うーん?って感じだった。
総じて悪くないんだけど、期待値が上がりすぎたか(笑)。

 

戻って会場をぶらぶら。

ディーラーカスタムと、

ビルダーさんの一台。

24金らしい。ちょっと・・・ワカリマセン。

次のお目当はこちら!

ピッツァ作り体験(喜)

千葉からRUBBER TRAMPさん来場。燃える。

お姉さんのご指導のもと生地を伸ばす!(写真は僕じゃありません)
ずっと自己流でやってたので、なるほどという点もあり。

隣のお兄さん、生地がナンみたいになってた。カレーじゃないぞ。僕の伸ばしたのを見て、

「ええ!?上手いっすねー」
「いやあそれほどでも。(鍛えたからね)」

お姉さんからも「いい感じです」とお誉めいただいて、真っ先にフードトラックに入りトッピングへ。

店主さんからトッピングのご指導。

前の組はマルゲリータだったのに、サラミとミートボール?のピッツァでちょっと残念。モッツァレラも無し。「ステッペンシュレッドかあ」と心の中でぼやく。

さすがに焼かせてはくれない。窯はガス。素敵な窯だった。メーカーとか気になる(笑)

2分待って焼き上がり!
う、う、うめー!やっぱ生地が良いんだよなあ。さすがプロお見それいたしました。

タダでバイクに乗せてくれるしピッツァも食えるし、天気は良いし富士山は綺麗だしで言うことない。DUCATIさん最高です(はあと)。

暖かくてうたた寝したり、午後の試乗会の申し込みをしたり、来場者のバイクを見たりしてゆるゆると過ごす。鈴木大五郎氏のライディングレッスンが始まって、抽選で選ばれた10名のライディングを皆で和やかに見学する。ゆったりとアットホームで良いイベント。

 

午後はこれに乗りました。

スクランブラー(素)1100。

800とどんな感じで違うのか。正直そこまで期待してなかったんだけど、乗ってみたらあらびっくり、800とは全くの別物だった。ノーマルマフラーなのに排気音からしてやる気が違う。走り出したら800とは比べものにならないくらいのトルク。バフッバフってたまにアフター出しながら、2速でワイドオープンしたら後ろから蹴っ飛ばされるような加速感。暴れ馬こっちかと。股座で90度ピストンがダカダカ動いてる鼓動感は嗚呼、なんかイメージしてたL型ツインそのものじゃん。なにこれ面白い。

だけど、

スタイルは800の方がエモいんだよなあ。1100はちょっとでかくて野暮ったい。デザートスレッドに1100のエンジン載ってたらかなり萌えます。

大満足。

ドゥカティスクランブラー、イタリアの伊達男。僕にとってはちょっとキラキラと眩しすぎるけど、その世界観から全てが好きになりました。だって、お洒落ってやっぱ正義じゃん。

 

 

 

 

1件のコメント

  1. おお!私も行けたらよかったですが、金曜の夜に飲み過ぎてしまってducatiのイベントには行きませんでした。でも写真だけでもその楽しさが伝わってきますね。

    • nmindさん

      コメントありがとうございます。週末は天気良かったですね。富士山も綺麗に見えました。DUCATI Scramblerの世界観もすごくCOOLで、ちょっと惹かれました。また試乗会いくぞー。

  2. 楽しそうですなあ。何を隠そう、一時ワイフが購入を検討していたバイクでして。気軽に乗れる800のほうが、バイクのコンセプトやスタイルとしては合う気がしちゃいますね、個人的には。あれ?どこかの誰かが1200のスクランブラーを買っていたな・・・。

    • スラトン2号さま

      どもです。ご成約おめでとうございます(笑)。
      800、良いですね。なんていうかちょっと横乗り系のラフさがかっこ良しでした。もうちょいエンジンにアクがあるとなあ、ってのが個人的な感想。乗りやすいんですけどね。
      確かに女性オーナーさんがたくさん来てました。女性が乗ってもキュートで絵になります。富士山バックに自ら三脚立てて、何度もタイマー自撮りしてた女性には飽くなき探究心を感じました。スゲーなーって(笑)

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