サスの中古なんてナンセンスだという御同輩もおられるだろう。わかる、アナタの言いたいことはわかる。僕も同感だ。しかし無い袖は振れない。それに、ショックアブソーバーの要ともいえる抵抗、すなわちオイルが漏れきって、周期運動が収束しない今のサスよりひどい物が、そうそうあるだろうか。中にはあるだろう、しかしそんな物は買わない。だから今よりマシにはなるはず。
右:プログレッシブ412/12インチ
左:プログレッシブ440/11.5インチ
なぜ2つあるのかと問われても僕にもわからない。気づいたら2つ買ってた。
ほんとうは足を長くしたい。今はリアが11インチ、フロントは2インチ下げてるからベタベタだ。前後ともぐいーんと足を長くして、峠の悪路もひらひら行けるようにしたいが、諸般の事情でフロントは現状維持。 となると、ほんとうは廉価な412/12インチの普通さが好きなのだが、フロントとのバランスが悪すぎる。なので、今回は440/11.5インチと入れ替える。高級だなあ。現状から0.5インチアップ。
交換はまあ、ジャッキアップして付け替えるだけなので簡単。ボルトを少し緩めてから、ジャッキをフレーム後方にかけてタイヤ設置のぎりぎりまで上げる。サスの交換だけならフレーム固定側のナットは緩める必要無し。ボルトを完全に抜いてサスを外す。ナットサイズは3/4インチ、ヘキサは5/16インチ。
ボルトにグリスアップ、ネジ山にはネジロック剤を塗布。ジャッキの高さを調整しながら新しいサスを付けて、手ルクレンチで締める。左はHIDEMOのサイドナンバーと共締め。ナットのかかりが浅いのでワッシャーを1枚抜いた。頭の欠けていたボルトも新調。クリアランスを確認。一度ジャッキから下ろして馴染ませ、もう一度軽く上げて増し締めして完了。あいにくの雨で試走はできず。
見た目には0.5インチ分ケツがあがった。タイヤとフェンダーの隙間が少し広くなる。でももうね、フェンダーのかぶり方とかどうでも良くなってきちゃった(ほんとうはどうでも良いんじゃなくて、答えに迷っているんだ)。とりあえずはこのサスを試してみようと思う。