IZU road trip

 

東京はやっと初春の気配。

この時期になるときまって「三寒四温」という言葉が浮かぶ。僕はてっきりその言葉を、初春の徐々に暖かくなっていく様だと思っていた。三日寒い日があって四日暖かくなる、そんな気候をくり返しながら、徐々に春はやってくる。三寒四温、実にわかりやすい。バイク乗りには大歓迎。 

その認識がつるっと間違えていたと知った時の驚きようったら無かった。三寒四温は本来、冬に使う言葉という。「心の琴線」を「こころのことせん」と読んだ時くらいに残念だ。知ったかぶって使った言葉が知ったかぶれてなかった時ほど恥ずかしいことはない。春の雨は暖かさを運んできますね。今後はこの程度の言い回しにとどめておこうと思う。

週末は河津桜を見に伊豆半島。東名~小田厚~ターンパイク~R1を経由してR414を南下。浄蓮の滝、天城越え、ループ橋を抜けて下田へ。河津桜もほどよく見頃。それと、前から気になっていた河内温泉、金谷旅館の千人風呂をようやく訪問。温泉はやはり、寒い時期に入っておきたい。 

総檜の大浴場は、開け放たれた窓からの西日を受けて美しい。天井はアーチ型。重厚感ある飴色の木肌は手入れが行き届いていて、ヌメるようなこともない。泉質もやさしい。ただ千人はいくらなんでも大袈裟なのと、有名すぎて期待度が無駄に上がってしまった。映画と温泉は期待しすぎないほうが楽しめる。それから日帰り入浴客が多くて、宿泊ではちょっと忙しない感じがした。それだけこの風呂が人気だということ。

この日は予報に反して朝から寒く、千人風呂は冷えきった四肢をしっかりと解凍してくれた。

帰りの東伊豆で本降りの雨。旅の駅ぐらんぱるぽーとに逃げてレインウェア。風呂上がりにずぶ濡れ。ふりだしに戻るもそれでも春はうきうきする。22時帰宅。400kmのトリップ。

翌日はハーレーとWRのオイル交換。前回交換からWRは1,000km、ハーレーは3,000km走破。ハーレーはプライマリーとフィルターも交換。ミッションだけは次回という体たらく(オイルが無かった)。WRはSSTRの前に、再度交換する予定なのでフィルターはその時に。

シーズンインへの身支度。春が近づいている。

 

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