まだ先だと思っていたSSTRが、2週間後に迫っていた。
スタート地点を探しに行ったり、岐阜まで試走に行ったりしたのが、遠い昔のことのようだ。開催まで時間がありすぎるというのも考えものだな。モチベーションの持って行き方がわからなくなってしまった。

ダカールラリーの創始者、ティエリー・サビーヌは「私にできるのは『冒険の扉』を示すこと。扉の向こうには危険が待っている。望むなら、連れて行こう」と言った。このところの僕は、ちっとも望まない扉の向こうに連れて行かれて、その危険と格闘する日々を送っていた。望むとも望まぬとも、日常の扉は開かれる。扉の向こうには危険が待っていて、どうにかこうにかねじ伏せるといった感じで仕事をこなしていった。ブイブイ飛ばすつもりが、少しガス欠気味。

スタート地点と宿だけは決めたものの、それ以外のことは宙ぶらりんだ。バイクだってどうするか、決めきれていない。車両の変更は3日前までにメールすれば良いとの返事をもらっているから、それもあってつい先延ばしにしている。

上が吹け切らなかったWRはキャブをオーバーホールして、ついでにプラグも変えたら見違えるほど良くなった。まるでボアアップしたかのように力強い。単なるメンテ不足だったようで、大変申し訳なく思う。あまりに調子良くてWRで出たくなるが、早まるなと自分に言い聞かせている。
ワイドグライドはすり減ったタイヤを交換した。フロントはAVON SP MK?、リアはContinental K112。変える前と同じだけど、新しいタイヤは気持ちが良い。こんなにも溝があったのかと驚く。

とりあえず来週は、朝霧高原 イーハトーブの森で行われる「セロー30thアニバーサリーミーティング」へ行って弾みをつける。参加できるイベントもいろいろあるようだが、事前申し込みはしなかった。のんびりと見て回ろうと思う。

 

【その他イベント内容】
セローヒストリー展示、めったに見れない初期型セローを展示します！

それに乗って行くつもりだけど大丈夫？