陣馬形山キャンプ場 ~長野県 天空のキャンプ場 三日目


 

さて三日目、もうおしまいか。
二度寝して5時過ぎにあわてて起きる。昨日に増して薄曇り、というよりむしろ霧。何も見えそうにないが、ひとまず山頂へ。予想通り、まっ白けで全てが霧の中。茫漠の彼方へ。同志の背中にも哀愁が。残念ながらこの一望千里の晴天は、ついぞ満足に撮ることができなかった。また来れば良いか。テントに戻って朝飯。

だいたい朝飯なんてこんな感じ。簡単に。本当はホットサンドを作ってみたいが、あんな鉄の棒バイクに積む気になれない。暑い夏にはトマトが食べたくなる。よね?でもどんだけかぶらせてんだのトマトめし。

クノールの「スープDELI」は最近のお気に入り。昨日も食ってる。マカロニパスタが入っていて腹持ちも良い。パンは望岳荘で買った手作りパン。地元産トマトはまるかじり。さすがにトマト比率が高すぎるので、ピザパンは昼メシがわりに。

早い人は6時には積み込みを終えて、走り出して行った。そりゃそうだな。僕はもうのんびり。朝露で濡れたテントを指先で弾きながら、二杯目のコーヒー。のろのろと室内を片付ける。のろのろとシュラフとマットを巻いて、のろのろとコッヘルを洗う。次第にお日様が顔を出して、気温が上昇。すかさずテントをひっくり返して乾燥。

荷物をパッキングする。古いセローを面白がって、いろんな人が声をかけてくれる。さて、のろのろするのもこれぐらいにして出発しよう。帰りももちろんシタミチで。

帰りは逆の折草峠に向かい、県道210号へ。よく通行止めになるらしいが、問題なく通過できる。なかなかタイトな切り返し。小柄なセローならなんてことないが、車高を落としたハーレーだったらちょっと持て余す感じ。

山梨県に入って、蒼龍ワイナリーへ寄り道。
白ワインを一本、奥様への土産に買う。気持ちよく旅に出るために、忘れちゃいけません。その後は甲州街道を粛々と走り、18時頃無事帰宅。

砂埃まみれのセローを頑張って洗車するが、ヤブ蚊の格好の餌食になり早々に退散。
本当はまだ騒ぎ足りないのだが、暮れてゆく夕日がいやでも明日からの日常を思い出させる。明日からまた仕事。明後日もきっと仕事だ。来週もきっとそうなのだ。ワインは今夜よく冷やすことにして、ビールにて乾杯。
走行距離707km。今日もドクロが笑ってるぜ。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。