僕はテンカラに逃げようとしてるのか

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「2~3匹釣れるか、釣れないかだから楽しいんだよ。爆釣したらつまんないじゃん」
帰った僕は嫁にそう強がったが、もう少し釣れてくれ。たまには爆釣したって良い。またボウズの道志川ドS釣行。懲りずにまた頑張ります。しかし・・・釣れん・・・。

 

道志川の魚はスレてるからな。自分の腕の無さはとりあえず棚上げして、より良いポイントを血眼になって探す。渓流釣りにおいて、釣れるポイントや良い入渓地をぺらぺらと教えたがる人は居ない。皆道無き道を進み、薮漕ぎしながら誰も竿を振らない場所へ分け入るのだ。だから、ネットを漁っても情報は少ない。

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個人のブログやちょっとした記事から、そのヒントを探る。
いかにも良さそうな支流を見つけ、そこを第一候補に、本流も入ったことのない場所にあたりをつけ、ニヤニヤしながら床に就く。目覚める午前四時。WRに長靴つっこんで、朝日を背にぶっ飛ばす新宿駅南口。オイルとタイヤを換えたWRは絶好調。混雑した甲州街道を、清流を泳ぐ鮎のように縫って走る。イメージはできた。

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休憩も取らず、した道で道志川八時着。本流から脇にそれて民家の点在する路地をクネる。細い沢が見えてくる。橋を二つ渡り、目当ての場所にたどり着くと、軽自動車が一台。今まさに入渓しようとする先行者と朝のご挨拶。こんな深いところまで、いらっしゃいましたかアナタも。絶対一人だと思ってたので少し落ち込むも、少々浮世離れした山岳渓流なので、人が居ることが心強い。

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先行者のおじさまはテンカラ。ルアーマンにはちょっと厳しい渓相。投げられないかしら。
テンカラメンが釣り上がって行くので少し時間をおく。持ってきたパンとコーヒーを出して、ここで朝食。

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人が立ち入らなくなった廃業したキャンプ場。その近くを流れる沢。草は生い茂り、登山道は同化して薮をかき分けて進む。美しい沢だが細く険しい流れ。橋の下や瀬尻のなんとか投げられる場所で、ルアーをちょい投げて誘う。

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いかにも岩魚が出そうな渓相ではあるが、一向に気配がない。おかしいな、駄目か。大岩を乗り越え、薮を超えて時々川に落ちたりのリバートレック。ああもう、長靴じゃ駄目だな。ウェーディングブーツを買わなきゃ。ゲーターも揃えよう。いや待てその前に、ここはルアーよりテンカラじゃないのか。そんな思いで釣り上がった先には堰堤。

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釣れなかったが、綺麗な場所だった。言い訳なんかじゃない。まるでインディージョーンズだ。また来よう、その時は毛針を振ってみたい。今来た沢を戻る。途中テンカラメンと会って、釣果を聞くが渋い表情。駄目ですか、テンカラならと思ったけど駄目ですか。

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その後本流に移動して投げるが、見向きもされず。
夕方から用事があったので、早めの納竿でボウズ確定。

今後、テンカライダーとしてもやってみたいのですが、いかがでしょうか。

 

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