ホンモノの釣り人から見たら、僕のはナマクラ刀を振り回してるようなものなのだが、自分でもなぜかは分からないけれど、渓流釣りのスイッチが今年カチリと入った。
それで、櫓沢川の堰堤より上流に行ってないなと思い、朝4時半に起きて向かってみる。しばらくどこの川も渇水が続いていたが、まとまった雨が降ったり台風がいくつも来たりして、川の様相はすっかり変わってた。
櫓沢川もかなり増水して流れも速い。
堰堤まで一気に遡行し、高巻きしようと脇を登ったけど、深い藪に阻まれて先がどうなってるのかもわからない。
高さもかなりある場所なので、踏み外しでもしたら真っ逆さま。諦めて撤退した。来年、藪が生い茂る前に行くことにしよう。仕方なく堰堤より下に釣り下がる。
岩の影から流速の脇に毛鉤を落とすと、スリムな7寸イワナが食いついてきた。教科書どおり。増水して活性は悪くない感じ。
場所を変えて道志川本流に行くも、主だった入渓点にはかなりの人が入ってる。
とりあえず東屋で日差しを避けながら昼飯。今日はカレー味。
せっかくなので他の入渓地を探索。七滝付近で脇にそれて、橋の下から川に出てみると、なかなか素敵に場所に降り立った。
これは良いぞとテンカラからルアーにスイッチして投げるも、全然釣れない。
でも景色も良くて、釣れなくとも気持ちが良かった。
しばらくのんびりと釣りをしていたが、なにげなく頭上10メートル先を見上げると、
橋の欄干に巨大なスズメバチの巣!?巣の周りをぶんぶん飛びまくって出入りしてる。大慌てで竿を両手に走って逃げた。ルアーで引っ掛けたりしなくて良かった。
帰り道、なんだが見覚えのある場所だなと思ったら、
道志の穴場と言われる下村キャンプ場その場所だった。こんなところにあったのか。
で、大事なテンカラロッドの穂先をポッキリ。
スズメバチのせいではなくて、単に自分の不注意。
「高級リリアン」240円(笑)で補修する。
穂先を少し均して、
接着して軽く火で炙り、
赤いマニュキュアでオサレして完成。来期も使うどー。
5月から年券を買って始めた道志川での渓流釣り、今月一杯で禁漁となる。渓流釣りは解禁時期が決まっていて、だいたい3月~9月がシーズン。今期あと何回行けるかわからないけど、シーズンオフの間はじっくり毛鉤でも巻いて、また来年の解禁を楽しみに待とうと思う。