空気は徐々に冬の寒さに。寒いな、君の街はどうだ。

チキチキが終わって若干の燃え尽き症候群に。これから忙しい時期だってのに、燃え尽きてる場合じゃないのだが。いろんなところに写真やムービーが上がって、ビール片手にしんみりそれを見る。我ながらしょっぱい走りだなと思う。自分の腕はとりあえず棚上げして、DTがもう少しパワーアップできないものか、そればかり考えていた。

でも、トレールのDTをYZモドキにしたいのかというと、それはきっと違うのだと思う。僕が欲しくて買ったのは、あくまでDTだ。

過去にはトレールをなんとかレーサーに近づけたくて、いろいろやったこともある。それは凄く楽しい作業でもあったと同時に、えも言えぬ敗北感が拭えなかった。DTを違うオートバイにしたいわけではない、でももう少し出来ることはないか。海外仕様の175ccにボアアップするのが手っ取り早いのだが、部品が出るかは全く不明。

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コレナラ勝テルノ？

 

そんななか、厚木で行われたVMRS（Vintage Motorcycle Rally & Swapmeet）へ。
相模川の河川敷は気持ちの良い秋晴れ。貴重なビンテージバイクが会場から駐車場から、そこら中にごろごろしてて凄く素敵なんだけど、もはや特別な光景ではない。贅沢な話だなと思う。日本は素晴らしき旧車天国である。フランダースのハンドルセットを、24万円で売り買いしてる姿を見て、庶民の僕は腰抜かす。いいのかニッポン。

二年前にうちの奥さんがナンパしたご家族とも再会。
旦那さんとお友達の’48Panももちろん素敵なのだが、そんなもの（失礼）より奥様が乗る、EVOのFLHサイドカーに僕らは釘付けになった。

ショベル風な外観はもとより、ワンオフのハンドシフトがただならぬオーラ。そしてお子様二人と大きな箱乗せて、真横に瞬間移動するようなクイックなコーナーリング。それを物腰柔らかい小柄なお母さんが操ってんだから、衝撃だった。

こんな母ちゃん、ちょっといないよ。