短い人生なのだから

「最近GS、欲しいんだよね」
「イイじゃんイイじゃん、もう明日買い換えなよ」

さすがうちの嫁。

もっとも反対する理由がない。バイクなんて好きなの乗りなさいよってことだろう。人生は短い。にんげんだもの。

翌朝起きてガレージのテーブルを見ると、「BMW BOXER Journal」がどさっと。出張の出がけに奥様が置いてった。ピンポイントに僕が言ってた年式のGSが表紙。10年前の雑誌。

すげえなうちのアーカイブズ。図書館かよ(笑)

本をぱらぱらとめくる。今まであまり違いがわからなかったけど、気にして見るとR1200GSもずいぶん形が変わってるんだな。現行と比べたら10年前はやっぱり少し古臭い。この野暮ったさも嫌いじゃないけど、水冷カッコイイなー。

いろいろ頭ん中モヤモヤしながら、ワイドグライドにまたがる。フォークのオイル漏れとブレーキパッドの交換に行かなくちゃ。

15年来のお付き合いになるディーラーメカニックのM君のところへ。
他店へ異動となったので初めての店舗に行く。彼はこれで3回店を変わってるけど、僕は彼を追いかけて異動先の店へ行っている。今回はハーレーダビッドソンセントラル東京北の工場長になったらしい。

YOさんとこの向かいだった(笑)。外から覗いたら接客中だったのでお声がけせず。

セントラルグループの勢いがすごくて、次々と店舗を増やしている。この業界もM&Aが盛んらしく、あの老舗「福○モータース」さんも今や傘下だというのだから驚く。

「じゃあOリングと一緒にフォークオイルも替えますか。オイル代いらないんで」
「やってやって。悪いねーありがと」
「あとはと、リアのブレーキパッドですね。あーもう無いですね。替えます」
「でさーM君、セントラルさんってBMWもやってるよね?」
「ええ、やってますよ。2輪も4輪も」
「R1200GS、ちょっと興味あってさー」
「あーじゃあ飛鳥山店の店長、僕の後輩なんで聞いてみますよ」

で、こちらの車両条件を全部メモらせる(笑)。

「じゃあ、作業完了まで1〜2時間ですかね」
「はーい。じゃあ飯食ってくるー」

 

とんかつやっつけて。

浮間公園をぶらぶら。

なんつー素晴らしい公園だ。近所に欲しい。

YOYOさんのブログにのる公園はここか(笑)。

ショートポッカがあると思わず買ってしまうオッサンバイク乗りあるある。

ベンチに腰掛けて、ぼえーっと日向ぼっこ。
いろいろ考えてるような、なにも考えていないような。

 

飽きた(笑)

 

近くのコジマ電気へ。備品を少し買ってそろそろ作業が終わった時間。店へ戻る。

「終わってる?ありがとー」
「GSの件、さっき電話して聞いときました」
「おー仕事早いねえ」
「やっぱりフルパニアってのはあんまり出ないみたいですね。トップだけとか」
「あーそうなん?まぁあればなお良しってことで」
「なるべく持ち出し無い感じってことで伝えてあります」
「そうそう、お金無いんだ」
「あとWRもうちで引き取れるみたいです。てか、人気あるみたいですね」
「そうねー、でもうちのは古いからなあ(WR違いしてるかもあるある)」
「良いの見つかったらメールしまーす」
「サンキュー♪よろちくびー」

さてどうなるか。
GSに乗り換えるとして、一番の懸念は「飽きちゃうんじゃないか?」ということ。スムーズすぎて。ワイドグライドに永いこと乗ってこられたのは、やっぱり飽きなかったからだ。でもそんなことはいくら考えてもわからない。わからないことは考えても仕方ない。飽きたらその時また、考えるか。

もちろん、金額的に折り合いがつかないとか出会いが無かったとか、そもそもGSにはまたがった事すらないんで乗ってみたらアレレー?って事だったりしたら、引き続きワイドグライドを乗り潰す所存。つか、全然現実味がないなー。

 

 

 

 

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