セレンの、あの笠間焼き

長い梅雨のあとには連日の酷暑、そのうえコロナ。
おお、神よ!あなたは人類を試されておるのですか!

僕たち夫婦は年に1〜2度、焼き物の街に行って気に入った陶器を買う。器は食事を愉しむうえで大事なものであるが、我々はどうでも良いことにはこだわるくせに、しばしば食器をないがしろにしがちなんである。

気に入ってよく行くのは栃木県の益子町。益子焼きで有名。濱田庄司記念館は特にお気に入りのスポットで、僕も初めて登り窯を見た場所である。少し下れば笠間焼きの笠間市がある。

奥様の友人で、陶芸家でありモーターサイクルライターでもあるセレンのあさんが、笠間で個展を開くというので早起きして向かう。奥様は僕のセロー、僕は奥様のスポーツにまたがって、高速には乗らず炎天下の下道を100kmあまりトコトコと走る。

4時起きの6時出発(2時間もなにを)。朝日がすでにその猛威を振るう暑さ。

見えないチョッパーハンドルを握る嫁。

いやっふー。

デニーズで朝食。

北関東にはなぜか昭和的ボウリング場が多いんである。どこもフォトジェニックで、古き良きロードサイドの趣がある。言い過ぎか。

それにしても・・・

あ、

あっっつー!

チーン。

ミニストップで初アップルマンゴーパフェ。

うまし。

奥様の新しい相棒、FUJIFILM X100F。

着きました。

ご本人がお出迎え。初期型セローに興味示すのあさん。さすがにマニアック。

素敵な展示。売れてだいぶ減ったらしい。

じっくり見て回る。笠間焼きについていろいろ教えてもらう。

ピザ皿にいいなあ。

最後まで購入を迷った大皿。角度によって表情が変わる。

たっぷり2時間近く、喋ったり手に取ったりして。

これに決めました!ハンバーグ皿。
奥と左下の2枚を購入。

この立ち上がりがかわいい。パスタなんかのソースにももってこい。

買わなかった記念に持たせる(笑)。

彼はバイク12台所有とかいう立派な変態さんです。

最後にもう一枚、別の作家さんのアバンギャルドな小皿を購入してまたね、と。

ギャラリーの向かいに蕎麦屋があったら食うでしょ。

天ザル大盛り。この天ぷら旨かったなー。

よし、帰ろー。

それにしても・・・

あ、

あ、

あっっついんじゃー!

しくしく。

東京まであと60km!

暴力的西陽。

北関東にはボウリング場はあるくせに休憩する場所がない(失礼だ)。もう暑さでヘロヘロになって、やっとどこかのショッピングモールに逃げ込む。

陽が落ちて、ほんのわずかに暑さが和らいだ頃、夕日に向かってトボトボと走り出した。

 

 

 

 

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