RUBBER TRAMP ピッツァ作り体験

少し前のこと。
DUCATIスクランブラーのイベントに、千葉の「RUBBER TRAMP」のフードトラックが来てピッツァ作り体験をやった。プロの手ほどきを受ける機会などそうない。もちろん参加する。以下備忘録的に。

まず生地はもちろん仕込み済み。お姉さんが番重からスケッパーでとって、前の台に置いてくれるところからスタート。この工程はわりとセンシティブなので、未経験だと生地を崩してしまう。

一人ずつあてがわれた生地を、粉の入ったタッパーに入れて手離れを良くする。余計な粉をはらって台に置く。「生地は女性の肌を扱うように丁寧にですよー」とお姉さん。お子ちゃまには難しいな。

それからこれは初見だったのだけど、両手の指をやぐらを組むようにクロスさせて、その状態で生地を押し伸ばす。中央から空気を逃がすように、グッグと体重かけて伸ばす。

指、クロスさせてみたけどちょっとやりづらい。途中からは普通に指の平で伸ばした。ごめんなさい。綺麗な円形になるように成形しつつ、穴が開かないように薄くする。隣のお兄さんは苦労してて、形がカレーナンみたいになってた。僕のを見て「え!?うまいですね」と驚いている。そうだよな。僕も今では普通に伸ばせるけど、最初はイビツになった。上達はしてるわけだ。
そこから更に生地を持ち上げて指全体で薄くしていく。お姉さんのやり方は生地の下に両手入れて、指を広げながら伸ばす方式。

ここで生地の感想。

まず柔らかさや状態がベスト。いざ使う時にこの状態で出せる技術が素晴らしく、一番知りたいところでもある。温度管理であるのか、冷蔵技術であるのか、とにかく時間毎に変化していくであろう生地を、ベストタイミングで使えること。これぞプロだなと思った。

素人が生地を扱うのだから、当然手際なんて良くない。生地の表面は乾燥するし、少ない手数で決められないから何度も生地を触る。伸ばしを終えるまでにもかなりの時間が経過している。

僕はいつも、素早く仕上げなきゃいけないと気持ちが急くし、最短の手数を目指しているのだけれど、でもこの生地は目に見えて劣化しなかった気がする。もちろん表面は乾燥して正月の鏡餅のようにヒビ割れるんだけど、焼成後にその影響はなかった。充分うまかった。

前組がマルゲリータだったので期待したんだけど、順番的なものなのかサラミ、ミートボール、シュレッドチーズというとアメリカンピザみたいなトッピングに変わってちょっと残念。

ソースは2種類あって、通常のトマトソースともう1つはミートソース?みたいな感じだった。「こっちのソースを乗せてください」と言われミートを塗る。

窯はガス窯で「I・G・A」の刻印があり、真っ赤でキュートな窯。

流石に焼きは店主の担当で、トッピングした生地をパーラーにスライドさせ窯へ入れた。

 

2分待って焼き上がり。ピザカッターが手渡されサクッと6等分する。嫁とDUCATI関係者にもお裾分けして、一切れガブッと頬張る。

う、うまい・・・予想してたよりうまい。やっぱり生地の出来が良いんだなあ。お見それしました。

 

 

 

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