マニアックな良本


「ピッツァ プロが教えるテクニック」(柴田書店

 

粉の分量はキロ単位、スパイラルミキサーへの投入タイミング、生イーストの仕立てなど完全にプロ目線。それが良い。薪窯の灰の処分方(笑)なんて、その筋の人しか興味ない。

生地のこね方や伸ばし方を解説するものは多いのだが、粉の保存方法や仕込みなど、舞台裏を紹介するものは極めて少ない。そんなノウハウは普通教えたがらないだろう。一般ウケはしそうにないけど、そういう意味で貴重な一冊。
その線でまるっと一冊作って欲しかったが、残り半分は各店のレシピやトッピングのバリエーション。それすらとても参考になるんだけど。

少し調べたら、柴田書店はその手のプロ向け教本に強いらしい。
写真も美しく、めくるだけでも楽しめる良本。

 

 

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