サバサンドがあるなら

チャレンジング4種。

サバサンドってものがあるし。鯖乗せてみるday by day。

SABA Pizza。うん、生臭い。生地は悪くない。

ちょっと冷めたけどしめじとベーコンと玉子のビアンカ。

マルゲリータ(バジル無し)はちょっと焼き過ぎ。

しらすとニンニクのトマトソース。シンプルでうまい。

 

 

 

 

2021 初焼き

可愛い生地を24時間醗酵。

最近では酵母を少なめにして低温で長時間醗酵している。その方が軽くて腹にたまらない生地になると何かで読んだから。

気温の低さも手伝って、ゆっくりと少しずつ醗酵して艶やかな正月の餅のようになる。

マルゲリータと、焼豚とベビーリーフのサラダピザ。

焼豚は正月の帰省で母親が作ったもの。ベーコンや生ハムがなかったのでさっと炙って乗せてみた。やっぱりピザにはもう少しスモーキーな方が合うか。

マルゲリータは一見良さそうだけど失敗。

パーラーを引っかけて真ん中に穴開けちゃった。でも火加減がだんだんわかってきて、見た目はだいぶソレっぽくなってきたんじゃない?

肝心なお味について。
粉も酵母も変えてないのだけれど、なんとなく、生地が以前感じた旨味まで達してないように思う。ひと口頬張った時に手放しで美味いと思えた、揺るぎない自信のあったあの味になっていない。考えられる点としては、ごく僅かに酵母量を減らしたことか酵母が古いのか、もしくは小麦粉のロットによるバラつきか。小麦粉も時期によって多少品質の差が出るのかも。

次回は酵母量を少し増やす(戻す)こと。
江別製粉謹製はるゆたか100%の入手ルートを得たので、これもいずれ試してみたい。

 

 

 

 

火力をコントロールする 〜CDODアダプター

バタバタしてるうちに年が明けた。アロー、アロー、僕はここにいます。
いろいろと思うところあって、今年はピザを沢山焼く年になると思う。そうでなければならない。未だコロナの勢いは衰えず、飲食業界の今後が厳しいものであることは想像に難くない。あるいは、どの業界も同じように困難な時代がきたともいえる。
愚かな僕は昨年、とりあえず出勤さえすればお金がもらえてしばらくは生活が保障された会社というありがたいシステムを捨てて、明日やることを0から考える必要がある場所へと飛び出した。ああもうなんなんすかね人生って。だって20年以上もやってもう飽きたんだもん!会社!

まあその辺りのことは姉妹サイトに書くかもしれないので、お暇な方は指差して笑ってくだされ。投げるなら、砂はいいけど石はやめてね痛いから。

昨年、Ooni kodaで何枚も焼いたのだけれど、どうしても満足する一枚が焼けなかった。年の暮れも暮れ、いつもより多めに4枚分をこねて、炉の中心部で400度近く上がるまでしっかりプレヒートして焼いたのだが、その一枚がようやく及第点と思える出来であった。打率が悪すぎるけれど。

写真は翌日温め直したもの(しかも食べかけ)。

 

その時、わりと長時間燃焼し続けたので、CD缶のドロップダウン(冷却)が進み火力が著しく落ちた。火の調節も難しく安定しない。炉内の温度は上がっていたが、いつもより火がいくらか小さかったことが結果的には良い方に向かったらしく、一辺を焦がすこともなく丁度良い塩梅になった。

ここで思ったのは安定した燃料供給、すなわち安定した火力コントロールができなければ、安定した炉内を作れないということ。当たり前だけど。Ooni kodaはあくまでLPガスでの使用を想定しているので、もっとずっと安定してるんだと思う。

そこで手始めに、CD缶→OD缶への連結アダプターを購入。

連結につぐ連結。

OD缶には寒冷地仕様もあるのでCD缶よりずっと安定供給できるはず。

とりあえず道具箱をあさったら、キャンプで中途半端に余ったOD缶がゴロゴロ出てきたのでまずはこれを使い切る。

ああそれから、手ごねを打ち台の上でやるように変えた。

これまではボールの中で捏ねていたけど、打ち台の方が体重ものるし体全体で捏ねられる。捏ね上げ感も良いように思う。でもそのうちミキサーは導入しようかな。

今日の生地も可愛いぜー。

本日のレシピ:粉量を10%増。合わせて水も10%増やす。

・江別製粉はるゆたかブレンド:220g(2枚分)
・白神こだま酵母:3g+ぬるま湯9g
・冷水:110g
・海塩:3g

 

 

 

 

イル・タンブレッロ 〜小伝馬町

職場から徒歩10分とかからない場所に、超有名店といえる「ピッツェリア イル・タンブレッロ」はある。機会を見ていつかはと思っていたが、ようやくランチにありつけた。

タンブレッロとはイタリア語でタンバリンのこと。音楽を奏でるように生地を伸ばし焼くという意味らしい。店主の大坪氏はテレビにも出られる方らしく(見ないからよく知らない)、髪をゆるくセットしてさり気なくインディアンジュエリーなんかも身につけそうなニヒルなイケメンである。

店には12時少し前に着くように向かったが、扉を開けるとすでに多くのお客さん。7割が女性客である。近くにお勤めのOLさんや、有閑マダムの団体さんなどが所狭しと座っている。感染症対策はなされているようだが、結構密接してるなとは思う。

入ってすぐにステファノ・フェラーラ製の巨大な薪窯。大坪氏ご本人もいらっしゃったが、若めのお兄さんが焼いていた。もう一人男性と3人でのオペレーション。

ランチセットはマルゲリータ、マリナーラ、ロマーナ、クアトロ、本日のピッツァ、揚げピッツァ、パニーニから好きなものを選べる。周りを見回すとほとんどの人がクアトロ。有閑マダムは4人で文字通り全員クワトロ(笑)。金額は同じなので、やはりお得感のあるものにいくのだろうか。別添えの蜂蜜はたぶんプラス200円?

一瞬考えるも、初志貫徹のマルゲリータをオーダー。
ちなみにランチセットは、スープとドルチェがついて驚異の税込み1,100円という安さ。これは有名店なのにかなり良心的な価格であると思う。「ピザは特別なものでなく、日常の食べ物」という大坪氏の理念がこの辺りにも表れている。

すぐにスープが運ばれてくる。
コンソメベースに野菜。優しい味わい。普通においしい。特に驚きもないけど。

スープを飲み終わる頃にいよいよマルゲリータ。
見た目イケメンな優等生ピッツァである。手でちぎってひと切れ頬張る。

隣の小洒落たOLさんにクワトロが運ばれる。「やばいやばい」を連発してる。何がそんなにヤバいのか。

うーん、正直なところ、めちゃくちゃ普通だ。
粉はカプートらしいけど、あまりあの味は感じられない。もちろん不味くはないけど、食感もそこまで良くはないかも。残り半分になると少し冷めてきたが、冷めると生地のこわ張りがさらに気になる。

総じてすごく普通なんだけど、これも日常の食事観点から言えば狙いなのかもしれないな。突き抜け感はないけど食事としてさらりと食べるピザ。でも、個人的にはピザはちょっと特別なものだから、少し期待値が上がりすぎたかもしれない。最後のひとかけらに辛いオイルを垂らしてパクリ。結構からい。

ドルチェはひと口サイズのパンナコッタ。これだけでもあると無いのとでは満足感が違う。少しだけ、甘いものでしめたいもんね。

1,100円お支払いして仕事に戻る。
ごちそうさまでした。